平成24年 千葉県課題図書 (第36回 千葉県課題図書小・中学校児童生徒読書感想文コンクール)


千葉県小・中学校児童生徒読書感想文コンクール(千葉日報社主催)の課題図書です。

お気に入りの一冊が見つかりますように。


小学校低学年

わたししんじてるの

「おとうさんとおかあさんをたすけて」トリケラトプスのこは、たったひとりで、おそろしいティラノサウルスのところへたのみにきたのです。じぶんをしんじきってみつめられたティラノサウルスは…。

→Amazonで探す

しげちゃん

ねぇ、お母さん わたし、じぶんの名前、キライ! もっと かわいい 名前に かえてよ。
「しげる」という名前の女の子が、自分の名前と向き合っていく姿を描きます。
子どもの「名前」にこめられた親の深い愛情が見える、笑って泣いて元気が出る絵本。

→Amazonで探す

ネルとマリのたからもの

ヤマネのネルは、きれいなたからものをたくさん持っているマリにあこがれていました。ネルもたからものを集めはじめますが……!?

ハリセンボンがふくらんだ

ふくらむときは、いっきに海水をぐいぐいのみこんで…。ハリセンボンっておもしろい。知れば知るほどきっとすきになる。
ひらがなだいぼうけん

あるよるのこと。らっちゃんがひらきっぱなしにした本から、なにやらひそひそこしょこしょ、きこえてきました。本のなかのもじたちがおしゃべりしていたのです…。

おばあさんの飛行機

編み物名人のおばあさんはある日、美しい蝶の羽の模様を真似て何か編むことに決めました。ところが、編み進めていくと編み物は浮き上がっていくのです。

小学校中学年

山猫たんけん隊

「山猫にあいたい!」西山小学校科学部の5人は、夏休みに、野生の山猫がいるという南の島で、キャンプをすることになりました。海、ジャングル、マングローブ…ゆたかな自然がみんなをむかえてくれます。沖縄の西表島を舞台に、手つかずの自然のなかで冒険する子どもたちを生き生きとえがいた絵本。

チャンスの神さま

桜田かおりちゃん。かわいくて、まぶしくて、ぼくは目があっただけでドキドキしてしまう。これって、もしかして初恋?どうしたら仲良しになれるんだろう。「チャンスの神さまは前髪しかないそうだから、すばやく前髪をつかまないと、チャンスをにがしてしまうわよ。」と、おばあちゃんは言うけれど…。
おばあちゃんがいなくなっても…

リリーのおばあちゃんはタンポポがいっぱいさく野原の家に住んでいます。そのおばあちゃんが秋の終わりに亡くなりました。リリーはさびしくてたまりません。悲しみにくれる少女が、大好きなおばあちゃんの死を受け入れるまでを、心に寄り添うように描きます。大好きな人との死別を少女の視点で描く、優しい絵本。

こねこのモモちゃん美容室

みほは駅前のおしゃれな美容室へいきたいのですが、お母さんがゆるしてくれません。そんなある夜、いきつけの美容室のかいねこのモモがみほにおねがいにやってきました…。ねこのモモとみほちゃんの、心にしみいる感動の物語。
バサラ山スケッチ通信 ぼくの鳥の巣探検

なにげなく見すごしていた木の枝に、草の原に、川の岸辺に、鳥たちは、いっしょうけんめい巣をつくっていました。卵を産み、子を育て、やがて巣立ってゆく日まで…。鳥の巣の不思議と美しさを語ります。
コットンの夏休み―なんでも魔女商会〈6〉

「めしつかいねこ協会」の「ごくろうさん会」にお休みをもらって、いくことになったコットン。いく先はプロニャンス村。いつもコットンになんでもやってもらっていたシルクは、るすのあいだにつぎつぎと失敗ばかり。ナナはハラハラ、ドキドキです。そこへ、おきゃくさんがやってきました。

 

小学校高学年

名犬チロリ

人間の虐待で脚に障害を負った雑種の捨て犬、チロリ。処分される寸前で著者に救われ、やがて病人を助けるセラピードッグとして訓練を受け始めると抜群の才能を発揮する…チロリがひたむきに人間を助けるいじらしい日々を綴った一冊。

車いすバスケで夢を駆けろ―元Jリーガー京谷和幸の挑戦

Jリーグ発足から半年、ジェフ市原、期待のミッドフィルダー京谷和幸は、交通事故で脊髄を損傷。車いす生活となる。失意のリハビリ生活の中で出会った車いすバスケットボールで、3度のパラリンピック出場を果たした京谷和幸の「いま」を追う。
「はやぶさ」がとどけたタイムカプセル―7年、60億キロの旅

ボクは、小惑星探査機『はやぶさ』。たったひとりで「イトカワ」という小さな星まで探検してくることになったんだ。いろんなことを調べて、地球に知らせるのがボクの仕事。長い旅の間には、つらく苦しいことがたくさんありそうだけれど、地球では、たくさんの人たちがボクのことをたすけてくれるから、がんばれるんだ!小惑星探査機『はやぶさ』の活躍をえがく、キセキの物語。

秘密のスイーツ

「人のために何かするって、どうしてこんなにうれしいんだろう」不登校の小学生・理沙と、戦時下を生きる雪子。時代を超えて結ばれた二人の友情。心に響く感動の最新作。

クロティの秘密の日記

奴隷だから、いろんなことを知っちゃいけないって、白人がきめつけるのはなんで?日記を書いていることが見つかったら、だんなさまにムチでぶたれる。ぜったいに逃げられない、南部のはてに売りとばされるかもしれない。でも、あたしはもっともっと、ことばをおぼえたい。自由とはなにか、知りたいんだ。
11をさがして

サムはうずくまって新聞記事をじっと見つめた。大きな活字の下に、男の子の写真がある。サムははっと息をのんだ。すごく小さいけれどこれはぼくじゃないか!三歳くらいのときの!なんで新聞なんかに出ているんだろう?サムは指で文字を追った。でもほとんど読めない。読めない理由は、サムには読み書きがうまくできないディスレクシアという学習障害があるからだ。それでもなんとか「行方不明」という文字がわかった。えっ!行方不明?ぼくが行方不明だということ?―。

 

中学校

魔法の泉への道

内戦で故郷を追われた少年サルヴァと家族のための水汲みで一日が終わってしまう少女ナーヤ。一見、無関係な二人だったが…。スーダン内戦の実話をもとにした物語。

ピース・ヴィレッジ

トニーはもうこの基地にいないのかもしれないな、と思う。どこか遠くの戦場へ行ってしまったのかもしれない。トニーのいなくなったあとに、またあたらしくアメリカ兵が送りこまれてきたかもしれない。その人たちを待っている父さんやおばあちゃんは、きっと今夜も店をあけているにちがいない。それから森野さんも、ピース・ヴィレッジでいつものように、モジドやほかの人たちと話をしているんだろうな。この大きな空の下で、わたしたちの町はなんてちっぽけなんだろうと思う。

隠れ家 アンネ・フランクと過ごした少年

世界的大ベストセラー『アンネの日記』。登場人物の一人である「ペーター」の視点から語られる“隠れ家”での生活、そして、突然やってきた「あの日」からのこと―。アンネはいつもここに、ぼくの胸の中にいる。
あいたい

美砂は、老舗うなぎ屋に下宿して中学校へ通っている。美砂が慕う若女将の明子は二十七歳の若さで突然亡くなってしまう。明子はドレッサーに口紅で『あいたい』と謎の伝言を残していた。大きな悲しみで美砂は声がでなくなってしまうが、伝言の謎を解くために、生前の明子にかかわった人たちに話を聞いてまわる。はたして『あいたい』はどんな意味をもつのか?感動の結末が待っている。
ドリーム・ギバー―夢紡ぐ精霊たち

記憶のかけらを集め、夢を紡ぐドリームギバー。彼らの仕事は幸福な夢を人間に贈ること。笑いを―勇気を―やすらぎを―渾身の力をこめて、希望の言葉を夢の中にすべりこませてゆく。
ジュリエッタ荘の幽霊

第二次世界大戦末期、母親と八歳の弟フレードと一緒に母親の故郷の村に疎開していたリッリ。父はドイツ軍の捕虜となり、ポーランドの収容所にいる。村の大通りには、ときおりドイツ兵やファシストたちのトラックが走り、山の中にはパルチザンたちがひそんでいた。そんな夏のある日、リッリは「呪われた屋敷」と呼ばれる家に見知らぬ少女を見かけた。村人の話では、結核で亡くなった少女の幽霊が現れるという…。戦時下のイタリアの田舎を舞台に、少女たちの秘密と友情、そして成長を描くビトリット賞、ルニジャーナ・ラガッツィ賞受賞作。
    None Found

コメントをどうぞ