読書感想文のポイント 小学校中学年の部 「ぼくのだいすきなケニアの村」


「ホジ?」 「カリブ!」

このあいさつが、読み終えた娘としばらく流行りました(^^ゞ

4776402297 ぼくのだいすきなケニアの村
アナ・フアン 小島 希里
ビーエル出版 2007-04

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「だれかいる?」 「どうぞ、ようこそ!」

こんなあいさつからすべてがはじまるケニアの村。そこにはかならず誰かがいるんです。だからこんなあいさつからはじまる。なんだかとってもあったかでいいですね。



あいさつってだいじだね!

ぼくはケニアの村がだいすき!それは、ぼくなりに村のことをぜんぶ知っているからだと思います。ともだち、大人の代表でバシール、村長さんに、じいちゃん、ばあちゃん、どうぶつたちだってみんな知っている。「ホジ?」「カリブ!」ってあいさつしてみんな同じ村の人なんだって自然と感じてる。だからみんなが大好きイコール、ケニアの村がだいすきなんでしょうね。

「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」

あたり前のあいさつだけど、あいさつする人を気づかないうちに選んでるかもしれない。それは自分の知っているひとに。これって自分の世界を狭くしてるのでは。

いろいろと危険いっぱいな時代です。あいさつひとつ、知らない人にするのもためらってしまいます。でもケニアの村のようなあったかさ。それって今の世界に必要だなって思います。

自分にとっての「ホジ?」「カリブ!」を、たくさんの人とかわせるようになりたいですね。

ケニアと日本と

作者(絵)のまえがきにこんな言葉が書かれています。

こども時代をうばわれてしまったアフリカのこどもたちに A.J.

少年は牛のみはりにでかけます。それも一日中。結局遊んでしまいますが、家の手伝いをしていることにはかわりありません。

日本に住むこどもたちはどうでしょうか。牛のみはりなんて、こんな小さい子供にまかせることはないでしょう。そもそも牛を飼っているうちの割合なんて、ケニアの村にくらべたらとっても少ないはずです。

村中をとびまわって、いろんな人に出会ったり、友達と遊んだり、これがこどもらしい姿。でも牛の世話をするのはちょっと大人の姿。しかも生活がかかっていて、きちんと家の役割を担ってる。

ケニアの村と日本の街、どっちがあなたにとって幸せなんでしょうね?

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