「五つの感想ですらすら」作戦 (From 宮川俊彦のオタスケ授業 読書感想文がラクラク書けちゃう本)


読書感想文名人になるための攻略ポイントを教えてくれるこの本。

感想文をスラスラ書くための作戦がたくさん紹介されています。ここでは、そのうちのひとつ「五つの感想ですらすら」作戦を紹介します。

どんな風に感想文を書いていけばいいのかわからないあなた。こんな順番で感想を書いていけばOKですよ。組み立ての基本としてぜひ試してみてくださいね。

読書感想文がラクラク書けちゃう本―宮川俊彦のオタスケ授業 (日本一の教え方名人ナマ授業シリーズ)
読書感想文がラクラク書けちゃう本―宮川俊彦のオタスケ授業 (日本一の教え方名人ナマ授業シリーズ) 宮川 俊彦

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五つの感想ですらすら作戦

  1. 本と出合った感想を書く
  2. ざざっと読んだ感想を書く
  3. じっくり読んだ感想を書く
  4. テーマを見つけて感想を書く
  5. ストーリーや、いろんな場面や、セリフについての感想を書く

こんな順番で感想を書いてみれば、少なくとも5つの感想文が書けてしまいます。感想を書き終わると同時に、感想文も出来上がるのです。

課題図書の感想文を5つの感想で書いてみます(^^ゞ

4790251411 おじいちゃんのごくらくごくらく (ひまわりえほんシリーズ)
西本 鶏介
鈴木出版 2006-02

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  1. 本と出合った感想を書く
    • 「おじいちゃん」と「ごくらくごくらく」という、なんともタブーいっぱいなタイトルにおどろきながら本を読み始めた。
    • だって「おじいちゃん」と「ごくらく」だよ!孫のゆうたくんとどっちがごくらくに近いかって明白だ。
  2. ざざっと読んだ感想を書く
    • でも読みすすめていくうちに、そんな冷やかし半分な気持ちはなくなった。
    • だってゆうたくんとおじいちゃんのとても仲良しで幸せなくらしがひしひしとつたわってきたから。
  3. じっくり読んだ感想を書く
    • 読み終わったときには、大好きな人がいなくなったらどうしようと、とても不安な気持ちになった。
  4. テーマを見つけて感想を書く
    • おじいちゃんのくちぐせの「ごくらくごくらく」のように、大切な人の思い出は大切な人の中に受け継がれていくものだと思う。
    • この本のテーマは、大切なひととの毎日をしっかりとすごそうということかもしれない。
  5. ストーリーや、いろんな場面や、セリフについての感想を書く
    • ゆうたくんがお風呂に入ると「ごくらくごくらく」ってつぶやく。おじいちゃんのことを思い出してちょっと切ない気持ちになるけど、すぐに幸せな気持ちになる。だっておじいちゃんのことをはっきりと思い出す合言葉になっているからだ。
  6. まとめ
    • でも自分はどうだろう。その人
      をはっきりと思い出せるような思い出や印象をまだきちんと捉え切れてないかもしれない。そんな人がまだまだ回りにはたくさんいるのではないか。それが不安
      な気持ちなのかもしれない。
    • 後悔しないように、そして将来あったかな気持ちになれるように、自分のまわりのひとからも、そんな合言葉をどんどん見つけていこうと思う。

ちょっとはずかしいですが、こんな感じです。

この5つの感想が木の幹になります。その幹に枝や葉を伸ばしていきます。本との出合いを詳しく書いてみたり、「たとえば自分なら~だ」とか、「もし、~ならどうだろうか」というように考えを膨らませていきます。また感想について、なぜなら~とか、というのは~とかそう思った理由も書いていきます。

大きくなった木の幹を流れていく栄養分、それがあなたがその作品から感じたテーマです。どの作品にもかならずテーマがあるはずです。作者はこの作品をつうじて何をいいたいんだろう?この主人公は誰に似ているんだろう?そのテーマもひとつではないはずです。読んだ人の数だけテーマはあると思います。

最後は、あなたの感じたテーマに対する答えをまとめれば感想文は完成です。そのためにもあなたが感じたテーマをかならずひとつだけおさえてください。しぼって深く考えるのが最大のポイントですよ。

まずはあなたの読んだ本について、5つの感想をメモしてみませんか。きっとスラスラ感想文が書けるきっかけになると思います!

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