歩きだす夏
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今井 恭子 by G-Tools |
小学校最後の夏休み。わたしはパパのいる北海道へと飛んだ。ところが空港に出むかえていたのは、パパだけではなかった。よりそうようにして、若い女の人が立っていたのだ。うそでしょー! 小川未明文学賞第12回大賞受賞作。
(8/24:追記)
両親の離婚とそれに反発する少女のお話・・・って書くととても陳腐なものだけど、決してそんなに単純な作品ではありませんでした。
主人公の加奈子ちゃんのシーンがすべてリアルです。初めて父親の再婚相手に会うシーン。母親の作品をすべて壊してしまうシーン。好きでもないクラスメイトとデートしてプリクラを撮るシーン。リアルだからこそ等身大の気持ちが痛いほど伝わってきます。
・・・児童文学や課題図書って感じがしません。。。
◇参考記事
日々是欠伸chan.: 『歩きだす夏/今井恭子』(学習研究社)
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いいよね。
めぐさん コメントありがとうございます!
実は私、この作品が気になって何度も立ち読みしてたりします(^^ゞ 普通の小説ですよね。それにこの年頃の娘さんの気持ちがなんだかとってもよく伝わってきて、やっぱり男の子とは違うんだなぁって思えてきます。
読書感想文にいまから書きます
トラックバックありがとうございました。
読みはじめた時は、よくある両親の離婚物か~なんて安易に思っていましたが、とても思い違いである事に気付きました。繊細に丁寧に少女の気持ちの動きが書かれていて、とてもおもしろい本ですね。