読書感想文のポイント!? 小学校低学年の部 「あかちゃんてね」
今回は小学校低学年の部「あかちゃんてね」。
あかちゃんてね 星川 ひろ子 星川 治雄 小学館 2005-11 by G-Tools |
5才のおねえちゃんがみた、あかちゃんがうまれてからの1ねんかんのおはなし。あかちゃんがぐんぐん大きくなるようすがしゃしんでわかります。かわいいですね。
あかちゃんがかわいくてうれしいこと。おねえちゃんになってちょっとさみしいこともあったこと。おねえちゃんのことばがとてもいきいきとしてつたわってきます。
おとうとやいもうとがあかちゃんのときのことをおもいだしてごらん
どんどんおおきくなるあかちゃんをみてどんなことをおもった?
あかちゃんってなんにもできないんだなぁ。みんながあかちゃんのおせわをしていたなぁ。すぐないてたいへんだったなぁ。でもちっちゃくてかわいかったなぁ。
おにいちゃんやおねえちゃんがきみが生まれたときどうおもったのか、インタビューしてみてごらん
いまではちょっとしたことでケンカしてしまうおにいちゃんやおねえちゃん。それでもきみが生まれたとき、あかちゃんのとき、ちいさかったとき、どんなことがあった?どんなきもちだった?ってきいてごらん。
「しゅくだいなんだからちゃんとこたえて!」ってしんけんなかおで聞いてみるんだよ。
おとうさんやおかあさんにきみが生まれてから1年間、どんなふうに大きくなったのかインタビューしてみてごらん
「げんきでよくないたのよ」とか「とってもちいさかったのよ」とか、こんなこと、あんなことあったってお話してくれるとおもうよ。むかしの写真のアルバムをいっしょにみてもいいかもしれないね。
そのときのおとうさん、おかあさんのかおもよくみておいてごらん。とてもニコニコしていたり、ないちゃうおかあさんもいるかもしれないね。
そんなおなはしをきいてみて、きみはどんなことをおもった?そのきもちって、この本のおねえちゃんといっしょかな?
保護者の方へ
おとうとやいもうとが生まれたときのことを覚えているお子さんには、かなり響く本なのではないでしょうか?うれしかったことや、ちょっと嫌だったこと、そんなことを思い出してみるきっかけになる本です。
また立場が逆だったり、そもそも一人っ子のお子さんでも、何かを感じる本だと思います。
ありきたりかもしれませんが、家族が増えること、あかちゃんが育っていくこと、それを見守る家族の愛情、なんてのをテーマに話し合えば、自然と気持ちのあふれる読書感想文が書けるのではないでしょうか。
読書感想文は、あらすじではなくて、その本を読んで「自分の体験に照らし合わせて」どんなことを思ったか、そしてこれからどうしていこうか、その気持ちを書けるように、保護者としてはお手伝いをしてあげたいものです。
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