読書感想文のポイント 「ゆりかごは口の中」 小学校中学年の部
口の中で子供を育てる魚のお話。聞いたことはあったけど、こうして写真といっしょに読んでみるとあらためてびっくりした。敵からちいさな子供たちを守る、究極の子育て方法だなぁと関心。えさをあげても食べようとしない、またはこどもは間違えて食べることはない。自然ってやっぱりすごい。
ゆりかごは口の中―子育てをする魚たち 桜井 淳史 岩崎 保宏 ポプラ社 2006-12 by G-Tools |
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オスとメスが協力してこどもを育てるエンゼルフィッシュ
やっぱり自分たちで相手をきめる恋愛結婚でなければうまくいなかないってのには苦笑。人間だって(以下略)。
産卵する場所を口でつっついて掃除する。たまごのそばを離れずに、胸びれで卵に水を送ったりする。たまごに酸素を送ったり、菌がつかないようにしているという。ふ化してもずっと子供の世話をする。水草から落ちたり、自分のそばから離れたこどもを口に含んでつれて帰ったりもする。
うーん、人間の子育てのように見えてくる。魚の本能なんでしょうが、魚にも愛情があるように思えてくるなぁ。
知りたいことを追求していく
小学生のころみたエンゼルフィッシュ。とてもきれいでいつか飼ってみたい!と思った筆者の桜井さん。その夢を持ち続けて動物写真家にもなり、エンゼルフィッシュの子育ても観察することができました。
次には究極の子育てをするドワーフエジプシャンマウスブルーダーの観察、究極の子育ての途中の段階の魚もいるのでは?という疑問から探し出したブルーアカラやレッドオファーグスの発見へ。そしてアフリカ大陸のタンガニーカ湖へ飛んで実際に魚を観察しに行きます。
こうした知りたいことをどんどん追求していく姿はすごいですね。あなたも何かこれまで疑問に思ったこと、知りたいなと思ったことはありますか?それをどのように追い続けましたか?
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