読書感想文のポイント 「はっぱじゃないよぼくがいる」 小学校低学年の部


4752003163 はっぱじゃないよぼくがいる
姉崎 一馬
アリス館 2006-09

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目ってたいせつなものなんだな。葉っぱの中に目を見つけてしまうと、もうただの葉っぱには見えません。笑っている顔、泣いている顔、ちょっとすましたり、かっこつけたりしている顔。ひとりひとりが生きている、そんなたくさんの表情に驚きました。

”生きものが、他の生きものに出会うときに注目するのが「目」だからです。”

小さいこどもたちが葉っぱの目に気づく理由を、作者の姉崎さんはあとがきで教えてくれます。目を見ることで相手に気づき、その命を受け入れるのですね。

いっしょにこの本を読んだ5才の娘も「このはっぱ、おはなししてるね!」って、ニコニコしていました。

この娘も公園に出かけると葉っぱや小枝を持ち帰る子です。顔として葉っぱを見ているわけではないようです。でも葉っぱのきれいな色に感動したり小枝をトコトコと歩かせてみたりしているところを見ると、葉や枝にちゃんと命を感じているのかな、と思います。

自分はどうだろう?ちょっと忘れかけていたかもしれないな。子供のころの目線を思い出して、公園の葉っぱにこんな風に語りかけてみたくなりました。

はっぱじゃないね!きみがいた!

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