読書感想文のポイント 「あきらめないこと、それが冒険だ」 小学校高学年の部


主人公と同じようなの体験や本に出てくる出来事と同じような体験をしたことがあると本の内容がとても身近なものになってきます。すらすらと感想文を書くためには、自分が「似た話」を持っている本を選ぶことです。これが読書感想文を書くうえでのはじめのポイントです。(作文嫌いも入選する読書感想文の書かせ方 (From プレジデントファミリー2007.9月号)

この本の中に自分の「似た話」がありました。冒険家の野口さんと自分に共通点があったのです。なんて偶然なんだと驚きました。そんな驚きをもとに自分なりに感想文を書いてみました。自分のことを書くとぐんぐん書き進めます。

以下、参考になればうれしいです。最後のまとめはちょっとくさいかもしれませんが・・・(^^ゞ

4052025369 あきらめないこと、それが冒険だ―エベレストに登るのも冒険、ゴミ拾いも冒険! (ヒューマン・ノンフィクション)
野口 健
学習研究社  2006-06

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冒険家 植村直巳

私は冒険家植村直己さんと同じ日に生まれた。もちろん年は違うけど2/12の誕生日はいっしょだ。

小学校5年生のころ、図書室でなにげなく見つけた植村直己さんの本があった。たしか犬ぞりで北極横断の本だったと思う。(北極圏一万二千キロ)すごいなぁと思いながら読みすすめた。あとがきを読んで同じ誕生日だと知った。一気に植村さんが身近な存在になった。それからしばらく植村さんの本を読みふけった。

厳冬季マッキンリー単独登頂は1984年のこと。誕生日の2月12日に登頂というニュースに胸を踊らせた。やっばりすごいなぁと自分のことのように喜んだ。

そんな喜びもつかのま。翌日飛び込んで来た遭難のニュースには目の前が真っ暗になった。え!遭難なんてありえない…。しばらくはひょっこり戻ってくるのではないかと日々ニュースを気にしていた。でも、いまだ植村さんは帰ってこない。

同じ誕生日の有名人は?と聞かれると必ず植村直己さんと答える。決してムキムキのスーパーマンではない植村さん。自分ももしかしたら何かができるかもしれない。そう思わせてくれた人間くさい植村直己さんは、今でもあこがれのひとだ。

>>植村直己 – Wikipedia

登山家 野口健

世界7大陸最高峰登頂、エベレストや富士山の清掃登山で有名な野口健さん。実は人となりはあまり知らなかった。エベレストのゴミを拾うというニュースもなんとなく聞いたことがある程度。この本も課題図書でなければきっと手にとらなかった。うさんくさいなぁ、よくやるよなぁって、正直なところうがって見ていたと思う。

ところが本を読み進めるうちにそんな考えが吹っ飛んでしまった。え?!野口さんと自分って共通点があるじゃないかとびっくりした。野口さんも植村直己さんの本にひかれた仲間だったのだ。

複雑な家庭環境に育ち、本人いわくおちこぼれだった野口さん。15才に停学処分をうけた長期の謹慎中、出会ったのが植村直己さんの本「青春を山に賭けて」だった。単なるサクセスストーリーではないこの人の生き方。落ちこぼれ同士、共感するものがあったという。この本をきっかけに登山をはじめ、10代での5大陸最高峰登頂、25才のときには七大陸最高峰登頂の世界最年少記録を樹立した。

植村直己さんの本に胸を踊らせたのは自分も同じ。でも野口さんは登山家、自分はサラリーマン。なぜこんなにも今の立ち位置が違うんだろうか・・・。

>>野口健 – Wikipedia


未来を語ることが大切だ

野口さんのエピソードのひとつに、亜細亜大学の一芸入試がある。「大学にいるあいだに、世界七大陸の最高峰に登って見せます!」 こう宣言して合格を勝ち取った。私は○○をしたことがある、私は××が得意だ。普通は自分の過去の実績をアピールするものだが、野口さんは違った。自分の未来を語って合格したのだ。

野口さんは現在、「野口健 環境学校」の校長として環境メッセンジャーを育てる活動を行っている。体験をともなった知識を持ち、あふれる情熱で環境活動し、発信できる人、それが環境メッセンジャー。この環境保護活動は未来に向かって今、私たちがやっておくべき大事な社会的行動だ。ここでも野口さんは未来を語っている。

一方、自分はどうだろうか。野口さんの指摘するような大人になってしまっているかもしれない。環境問題のこわさを頭ではわかっていても現実からは目をそらす。自分から手を上げて活動するのは大変だから、知らんふりをしたりする。未来を考えない、語らない、語れないのが、野口さんとの大きな違いなのかもしれない。

子供のころに植村直己さんの本を読んで思ったことを思い出した。野口さんと同じように冒険家になろう、とまでは思わなかったけど、しらない土地へ自分の足ででかけてみたい、そう思った自分がいた。忘れかけていたあの頃の気持ちが、この本の野口さんの言葉を通してあざやかによみがえってきた。自分もできるかもしれない!それは未来を見ていたあのころの気持ちなんだよな。

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